767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
《正気者新聞》677年12月7日発行号が何者かに図書館から持ち出された。再び発見された時、それは未知の液体で覆われていた。
都市伝説コラム;
「読者の皆様、いつも応援頂きありがとうございます。本日は、白林中心都市の近郊に広がる神秘的な花の海にまつわる物語を私葉子がお届けします……」
「もともと、白林に花などありませんでした。人々は肉と血をもって不毛の地を養い、ようやく花が咲いたのです。」
「 .......」
「今回の物語はここまでです。皆様に気に入っていただけましたら幸いです。また次回お会いしましょう。」
767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
持ち主のように純粋で可愛いリボン。特別な所はない。
手がかり
収容レポート・赤いリボン・手がかり1
767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
なんだか、布地から血の匂いがする。
767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
花が植えてあるごく普通の植木鉢。風のない時も、その花は楽しげに踊っている。
手がかり
収容レポート・植木鉢・手がかり1
767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
第五層の花の海の産物。花の海の中、陶芸家の女の子と彼女の植木鉢小屋は、唯一の人工の美しさであった。
収容レポート・植木鉢・手がかり2
767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
リボンをつけた少女が植木鉢を彼の手に置いた瞬間、彼の心の中にも何かが根を下ろした。
刹那、少女は薄い紙のように引き裂かれ、花畑は狂気に咲き、舞い踊った。
767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
もうすぐ完全に地獄光景に溶け込んでしまうとき、花畑はまた元の様子に戻った。
終わったのか?助かったのか?
女の子は甘い微笑みを見せ、答えずに地に落ちている消化されない目玉を手に拾った。
女の子が花畑に落ちてきた以来、誰一人も助けられなかった。歴史が記述できる最後の時までも、生還者は出ないでしょう。肉体は餌となり、魂の残骸だけを残し、無意味に毎度の殺戮を見ているだけ。
花の海は女の子の影を操り、用心深くその魂の象徴をしまっては、植木鉢を抱えて次の獲物へと歩み出した。
手がかり
収容レポート・アンダースカートキス・手がかり一
767/06/01 · 作者:ミドルシェルター
風は吹き、花は波の如く。二人は大地に立ち、見つめ合い、笑い出す。 「やったね」
「君の功績だよ。」覆面の人が、女の子のスカートの下にある目を見た。それらは蠢き、模索している。目の前の男は次の仲間なのか、と考えているようだ。
「私を連れて行くんでしょ」
「そう。」
女の子はどのくらいこの花畑にいたか、どれだけの血肉を食べたかを覚えていない。彼女は成長し、その宿命を迎えた。覆面の人はガラス瓶を取り出し、彼女は無数の花びらとなって瓶に吸い込まれた。花びらは水を赤く染め、彼女の様子が再び現れ、枯れ葉のようにゆっくりと沈んでいく。あらゆる汁液を析出し、透明の枝だけを残して、彼女を見つけて、すり抜けて、そして忘れて。
「これでまた一つ回収できた、残りは..」
覆面の人はファイルを開いてみると、ほどんどどのページにも赤いバツが大きく書かれている。ふと、彼の指が止まった。一枚黄ばんだ写真が視界に入ってきた。写真には二人の若くて元気な少女が映っている、これが彼の次のターゲットであった。