ロートス
サイドチャプター 1 · 17 items
On this pageナレーション「ロートス」
ナレーション「ロートス」
これは
誰もが知らない物語。
親情、愛情、友情
それらが編み出す定められし運命。
その遥か遠くにある無限海の
港の倒影の中
クロノスのカギは
ついに迷宮の扉を開く。
故郷という名の宝物は
冒険者の到来を待つ。
読者よ!
封じられた記憶を呼び覚ませ
それが我々の
最後の嘱望
ナレーション「オデシュース港」
寝言を言う生存者
建て直された港
この世にない幸運の地こそが
淘げ屋の楽園なり
そこに入っていく:
湿腐った鰹
あふれ出た海藻
朽ち木に菌の熱香
そこから遠ざけていく:
波立つ水面上
ヴィーナスはちぎれた腕を掲げ
世界の根基を蚕食す
ナレーション「クロノス」
守護の熱情
再臨の欲望
皆知の知恵
帰還の手がかり
忘却の約束
この五つが
集めれば
龍宮の扉は
君のために開く
ナレーション「奇跡の森」
奇跡の森、汝らを歓迎す
真実より来て、虚ろへと行く
名もなき深所、暗流が流動す
昔日の囁き、耳に蘇る
忘憂の魂草、果てなき廊岸
異想の輪廻、ついには夢となる
ナレーション「迷宮の果て」
我の父上が
教えてくれた
奇跡を起こす呪文を:
君の見たものを思い、君の思ったものを見る
そして奇跡は起きた
手を掲げ、
海に波立つ
足を踏み出し、
高山へと登る
世界は我が見るゆえに
我の思うものとなる
しかしまだ足りない
我は迷宮を作り出す
無数の宝物を隠せる迷宮を
半人半蛇の女妖
牛頭の斧持ち奇形
皆我に操られたり
女妖は
勇者の夢に潜伏し
その精神を壊す
牛頭は
迷宮の要所で徘徊し
その肉体をつぶす
足りない
まだ足りない!
我が隠した宝物は
宇宙全てが
それに従うべき!
我でさえ
それに臣服する
《ラベーボの壊滅》
- 端数研コード
- 1874-0-009
Then some one said, “We will return no more”;
And all at once they sang, “Our island home
Is far beyond the wave; we will no longer roam.”
——by Alfred Lord, Tennyson
Clues
《ラベーボの壊滅》・手がかり1
1
海の水気としょっぱさを帯びた空気
それは空から抜け出す小道を探している
上へ、上へと浮かんで
やがて恐怖の足元に追いつく
果てのない長廊で
人と海の争いは
いまだ終わっていない
苦痛、窒息、沈んでいく、望む心
未来の倒影をひたすら望んでいる
《ラベーボの壊滅》・手がかり2
2
無限海の転覆は数えきれないほどの命を奪った。オリーブの木に立ち、幸運な水死体はその下をくぐり抜けては滝の大穴に落ちていく。さらに多くの魂は、審判航路に入ることもできずにひとかけらの光となってしまい、神羅万象の一部となる。古の聖歌が響く、これは収まることのない洪水であり、人類は再び生息地を失った。希望が見えない喪家の狗は腐った木に登り、心の中で呟く。これは方舟の救済なりと。
そしてこの海はひとりの人間を待っている。この災難を経て、それはもう無意識の海とは呼ばれない。溺れ死んだ者の呻吟、悲鳴、祈りはそれの魂と外殻を築いた。それ自身は自分は人格化して、人類の個体に似ていると思っている。だからそれは待っている、その自分を作り出し、またすべてを滅ぼした存在を。無限海は知っている、自分の創造主は天災から逃れることができなかったと。そして死んだ者すべてが、必ずその目の前に現れると。
波浪怒涛、すべてを打ち壊す。オリーブはその運命に従い、無限海も最後の立脚地を失った。それは知っている、もう待つことはできない。もうこの物語を完結させなければならない。
次はまた、ロートスで会おう。
《ラベーボの壊滅》・手がかり3
3
海のように青い、これは旧世界で青空に対する最高の褒め言葉。でも当時のラベーボで、人々の頭上の空はまさに無限に広がる、静かで、でもどこか不穏な、異想が群生する海洋だった。
龍宮紀90年、故郷を失った人々は廃土の上に建っている巨塔の貯水槽「ラベーボ」に新たな郷地を建設した。海の上の逆さまの都市——ロートス、私が一生生活する場所でもあった。私の保護者であったクロノスはラベーボ計画の総設計士で、その助手として私も終始ロートスの建設に携わった。回転で衛星内部の重力を保つというのは本当に天才的な発想だった。海を空とするこの都市の原案を見たとき、彼らは本当にテンホースシステムを代替できる完璧な案を練り出したと私は思った。
だが、やはり災害から逃れることができなかった。
ラベーボ計画は初めから失敗していたと彼は言った。永久不変のものはない、時も然り。歪曲と混乱は万物の最期の宿命である。いずれ無限海はロートスを水没させ、蓮を食う者は再び覚醒し、故郷を探す旅へと出る。
そのラベーボの壊滅を経て月面紀743年の今となっても、私は彼に賛成することができない。今日、私は彼の知恵を携えて、無限海の奥へと行く。クロノスの欠片は、もうそろっている。
私は奇跡を信じる。なぜなら、その彼こそが奇跡だから。
《ラベーボの壊滅》・手がかり4
4
私は怪物を放った、クロノスという名の怪物を。
虚妄の箱
- 端数研コード
- 1874-0-001
あの日、エイダが自分の前世のものを片付けていた時に、虚妄の箱を見つけた。見た目が透明な箱で、中には何もなかった。しかし箱を開くとそこに一枚の紙片があることに気づいた。その上には歌が書かれていた:
私が見つけたとたんに失い。
私が響いた途端に静まり。
はるか遠い場所にある光景は、私を遠方に連れされず。
だが私は迷わず、発狂せず。
貴方は未だ、無界から外れた光を見極めていない。
その光は漆黒の夜空にも遮られない。
晴朗の空を飛ぶ鵬、早朝の露に陶酔す。
貴方のために、このヒカリを留める。
Clues
虚妄の箱
- 端数研コード
- 1874-1-001
Limbo Wikiより:
分類:#クイズ保管所
見出し:クイズ保管所·24225
内容:この歌の出典を探し出してください。
——提供人:エイダ
評注:この歌は提供者の前世の遺物中のとある奇妙な箱の中で発見されたものです。その箱は一見透明であるが、中身は全然見えません。
具体的なもので概念の代替をすることはありふれた行為です。歴史上や伝説の中に存在する箱はそのほとんどが災害を招き、もしくは人々を誘惑します。箱は災害を招くものの象徴となってしまっています。パンドラの箱でも、イスラエルから持ち去られた契約の箱でも、人々が一番気になるのは箱の中身なのです。
モンタス·ペットマンからの返信:
わかっています、詳しい内容はメールで送ってきてください。
虚妄の箱
- 端数研コード
- 1874-2-001
本物の真理の珠を入れたあと、虚妄の箱は柔らかい光を放ち始めた。この光がバリアとなり、大気を燃焼させる流れ星のように冷たい深海のさらなる深いところへとゆっくり落ちていく。
四人はべルネスの指示に従い、なるべくこの光のバリアの中にいるようにした。本来の設計では三人を守るものだったが、この三人の女の子が小柄のおかげで、モンタスを加えて四人でも何とか入れた。落下の途中で、聴力抜群のエイダは頭上に迫ってくるエンジンの音が聞こえた。
エルパックらしき人物が潜水艇を操縦して、がむしゃらに高速で四人に近づいてきた。どうやら自分が騙されたことに気づき、このロートスに入るための「カギ」を奪いに来たようだ。
「早く加速して!」
べルネスも異常に気付き、スピードを上げようとしたときに、潜水艇から発射された水雷は重々しく光のバリアに衝突した。激しい衝撃で四人は蹴散らされ、ロートスの危険さを知っている四人は本能に駆けられて虚妄の箱に触れようとした。刹那、虚妄の箱が眩しい光を放ち、すべての人を保護圏内に包み込んだ。だが、もうすぐロートスの外壁に触れられるとき、サフォとモンタスが蹴飛ばされた。
エイダの超振動ナイフ
- 端数研コード
- 1874-0-002
広告:
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Clues
エイダの超振動ナイフ・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-1-002
Limbo Wikiより:
分類:#異想の物 #六世の悪行 #詐欺
見出し:超振動ナイフ
超振動ナイフは六世の悪行(666年に起きた、異想の物を利用した数多の悪質な連続詐欺)の一つで、無相組織はこれは異想の物に対して特殊な働きをするとして電車内に広告を出し、虚偽な宣伝で偽造商品を売ろうとしたのがこの高価で振動機能付きのフルーツナイフです。もともとこの商品はPUG社が発売した鋭1000シリーズでしたが、彼らはこれを電気メッキして新たな商品として売り出しました。数万人の消費者がこれによって騙されてしまいました。
この大規模詐欺は経済に打撃を与え、さらに死傷者も出ました。犯人は未だに捕まっていません。犯人らしき人を見かけましたら、統治局までご連絡ください。
べルネスの研究ノート
—あああ、どうしてこいつらそんなに録音の書面ファイルを好んでいるんだよ。
—また何か見つけた?書面ファイルの復元作業は結構煩雑だから、真剣にやろう。
—そう言われても...だめだ、休憩に入る。
—いいよ、私が復元した部分を見てみるよ。
Clues
べルネスの研究ノート・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-0-003
一月三十二日:
歴史の意味について、人はそれぞれ独自の考え方を持つ。
真実性では、現在人に知られている歴史と虚構の物語が、他人により描写されている点では意外と等価である。他人が完全正確にそれを記述したとしても、現実と何らかの観点の影響を受けてある程度変わってしまうのである。
なら、真の歴史は一体どのように掘り起こし、そして伝えていくべきか。言葉と記録はあくまでも表面的なもので、唯一過去からの物品だけが未来の人たちに時間の中に残された真相を発見させられるのである。
文字の中の過去に意味がないといえるのか。それはいえない。私たちは多数の物語を比較しあえば、より純粋な歴史にたどり着くことができる。そして私がこの方法で得られた結論は、ロートスは滅ぼされていなく、無限海底のどこかに今なおも存在していることだ。
べルネスの研究ノート・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-1-003
エイダが私のオフィスに入ったときに、視界いっぱいに映ったのは埃に満たされた光線で、斜めに窓を通り地面に落ちているファイルを照らした。彼女はおそらく何かを気づいたようで、その目から嫌気な感情を伝わってきた。私たちはその自然生産に夢中するイタカ家に生まれた。エイダがリンボのおかげで、家族の核心に触れる資格がなかった。エイダは小さいときから母親がそばにいなかったため、彼女の世話はずっと私がやってきた。
エイダ:「まだエルパックと連絡をとっているの?」
べルネス:「彼はずっと私の研究をサポートしている。科学研究にdataが必要であることは、君も知っているだろう。」
エイダ:「あんなスネークヘッド...まあいい、好きにしろ。」
べルネス:「資源に優劣はない。」
エイダ:「また典故で口を濁すつもり?」
べルネス:「私たちは神の作品だ。私たちのあらゆる成果は神を賛美するためのものである。これは悪事をし尽くし、でも多くの芸術家を賛助した旧世代の者の言葉だ。」
エイダ:「彼の賛美に悪行も含まれているようだね。」
べルネス:「そうだ、もしロートスを見つけたら、私と一緒に行くかい?」
エイダ:「止められるよ。悪い事ばっかり」
べルネス:「関心を持つと思ったけどな」
エイダ:「歴史を歴史に帰す。これは君が言った言葉だ。」
べルネスの研究ノート・手がかり3
- 端数研コード
- 1874-2-003
エイダ:「行っちゃうの?箱の詩のために」
べルネス:「そうだよ、オデシュース港に。相手が無限海で会いたいようだ」
エイダ:「私も行くべきだ。質問した人も私だし」
べルネス:「考えが変わった?」
エイダ:「ただ散歩したいだけ」
エイダ:「『べルネスは貴方を騙している、ロートスなんて存在しない』って、ある声がずっと私の耳元で囁いている。もしロートスはただの作り話なら、君たちがずっと追い求めているのは一体なんなんだ。これだけを、私は知りたい」
べルネスの奇妙ポシェット
誰からみても変じゃないポシェット、店で簡単に買えるやつ。面白いことに、べルネスは物を無くしがちだが、ポシェットの中の物だけは完璧に保存している。故人からの贈り物という原因もあるかもしれないが、べルネスはそれを今日までしっかり保管してきた。
Clues
べルネスの奇妙ポシェット・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-0-004
無事ロートスに着地できたエイダは、意識を失っているサフォとモンタスを見て慌てた。べルネスはロートスを見た瞬間、封印された記憶を思い出した。それは「皆知の知恵」と呼ばれる、クロノスの五分の魂の一つであった。やはりそうだった、とべルネスは安堵の微笑みを見せた。彼女はエイダに「大丈夫、意識はまだ停滞区内にあるから、二人はしばらくしたら目が覚めるよ」と説明した。
「べルネス?君、なんかちょっと変わったかも。」
「二人を奇跡の森に連れて行って。」
「君は?」
「私はコントロールセンターに行く、行かなきゃいけないんだ。」
べルネスの奇妙ポシェット・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-1-004
二人を運ぶのは容易いことではなかった。幸運なことに、エイダはまだ使える手押し車を見つけた。奥へ行く道の途中、彼女はひとつまだ新しい足跡を見つけた。この足跡に沿って進んでいたら、無事井戸を見つけた。二人を安置し終わって、エイダは足跡がまだ伸びていることに気づいた。
これはまさか、エルパックの足跡か?
彼は一体何がしたいんだ、エイダは自分の好奇心を抑えきれず、足跡を辿っていった。
エイダは足跡を辿ってコントロールセンターに着き、そこで倒れているべルネスを見た瞬間、彼女の頭は真っ白になった。
エルパックはエイダが侵入してきたことに気づかず、この時彼はもう虚妄の箱を利用してエネルギー通路を反転させた。しばらくすれば、ロートスは水中から浮かび上がり、人界に再臨する。
成功した、とエルパック、いや、「再臨の欲望」は笑い狂った。もともと手の内にあった二つの魂と、モンタスから得た「帰還の手がかり」に「皆知の知恵」を加え、ついにロートスの核心部は彼のために開いた。
べルネスの奇妙ポシェット・手がかり3
- 端数研コード
- 1874-2-004
重傷を負ったべルネスを見たエイダは理性を失い、その魂は苦しく叫んでいる。エイダはナイフを持って無鉄砲にエルパックを刺そうとしたが、エルパックは素早くそれを避け、そしてナイフを奪った。
エルパックはエイダがここにいることに驚いた。魂なき人はロートスに現れないはずだ。
「お前はここにいるべきではない。まさか。」
エルパックは一つ大胆な発想があった、でもそれは不可能なことだ。
「思いついたようだね」
気が付いたべルネスはポシェットから拳銃を取り出し、トリガーを引いた。エルパックは生体反応を失った。
「機体の失活を検知、輪廻を行う必要があります。」
「死亡時の状況収集を少し行った後、プログラムを起動いたします。」
「数値の異常を検知、プログラムを停止いたしました。PhigrOSをご利用いただきありがとうございました、未来でまたお会いしましょう。」
べルネスはエイダを抱きしめて、耳元で囁いた:
「すべて終わったよ。」
「そうね、終わったね。戻ってくるべきではなかったよ、べルネス。」
エイダはもう今のエイダではない。過去と未来が一つとなり、ロートスを封印した鎖はもう砕けいる。無限海の潮波はこの街を飲み込み、ラベーボを壊滅させた怪物は再び襲来し、七日以内にアトラスは再び壊滅する。そして今回、救える余地などはない。
「早く行こう、やつが目を覚めたら手遅れになってしまう。」
エイダは転送ボタンを押し、べルネスは抗う余地もなくその場で消えた。
ピアノチェアに座っているエイダは鍵盤の上に手を置き、両手で悠久な旋律を奏でた。それは終焉を告げる鐘の声の如く、偽りの静けさに轟く砲弾を打ち出した。何かが起きるのを感じて、魚の群れは竜巻のように渦巻き、必死にロートスの区域から逃げようとした。漆黒の異想の物が外壁に登り、エネルギーを吸い尽くされた保護圏もすぐに無効化してしまった。海水がこの桃源郷に流れ込み、すべてを打ち壊し、残骸だけを残していく。ロートスは陥没し始め、半時間も経たないうちにコントロールセンターも四面楚歌の状態になるでしょう。
「いい夢だったね。君もそう思うかい、べルネス。」
彼女の瞳には悲しみが満ちていた。できれば、彼女も醒めたくはなかった。
サフォのアクションカメラ
商標がなく、鮮やかな塗装もないが、8Tの内容量に8kの解像度、さらには一流のブレ防止機能付きのレンズ、外出好きのだれもが欲しくなるカメラといえるでしょう。これはサフォが保護者に別れを告げた時、その保護者が情誼と彼女への理解に基づいて、とある小店から買ってきたプレゼントだった。
でもサフォがこのカメラを気に入っている理由はこれらではない。このカメラの秘密アルバムはほかのカメラのようにアルバム一覧の中に表示されることはなく、ある特定の角度で三回連続撮影した後初めて表示されるため、安全性が極めて高い。そして、この秘密アルバムの中には何枚かエイダの写真が保存されていて、それぞれ撮影場所が明記されている。
Clues
サフォのアクションカメラ・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-0-005
エイダ:サフォ?
サフォ:や、久しぶりだね。
エイダ:久しぶり、最近全然見かけないよ。
サフォ:仕事で忙しいからね。なんで無限海に来たの、確かここ闇埠頭じゃなかったっけ?
エイダ:約束があるの。本来は従姉と一緒に来る予定だったけど、電話一つでどこかに行っちゃった。
サフォ:なるほどね。
エイダ:ねぇ、同行してくれない?一人増えるほうが安心するから。
サフォのアクションカメラ・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-1-005
サフォ:生まれた時から、私は自分は何をするべきなのかわからなかった。だから興味に応じて色々好きなことをやってきた。いつも好きな場所に行って、好きな風景を見て、好きな人を愛して。
エイダ:いいじゃん。
サフォ:でもこれは自由といえる? それとも、自分の根っこを探すためにあちこち歩き回ってる?
エイダ:今までのサフォの生き方でいいと思うよ。なんで自分が好んでいるものを避けるの。
サフォ:じゃ、なんで君はロートスを避けているの?
エイダ:ったく、べルネスが何もかも君に言うから。まあ、あそこは前世の私にとって大事な場所だけど、過去のことはあまり思い出せないんだ。今の私は私なの。
サフォ:まあそうだけど、でもやはり行くべきだよ。べルネスが言った通り、チャンスは一度っきりだから。
サフォのアクションカメラ・手がかり3
- 端数研コード
- 1874-2-005
【端数研第三スタジオ】
—これはどのモデルの機器ですか?
—これは第三代ボトチェーリ!あの時代で最高のアクションカメラ!
—三代目まであったんですか。
—そうとも、知らなかっただろう。二代目が開発された後、CEOであるクレアは無相組織に騙され破産し、誰もが三代目はもうないと思っていたんだ。しかし、デザイナーのミエルはもう設計図を完成させたんだ。
—あの人ですか、確かクレアとミエルは再起してからクロネクションリレーを開催したんですよね。
—まさにその二人!三代目は生産に移れなかったので、ミエルはその設計図をとある小さな団体に売った。でもその団体もすぐに倒産し、三代目はたったの百個たらずの成品しかなかった。それに加えて生産過程の管理が甘かったゆえ、その多くはまともに使えなかったのだ。たとえ買ったとしても、コレクターたちはどこかの小さな工場が作った模造品だと思い、三代目など存在しないと思うんだ。やぁ、今日本物を見れるとはなぁ。
—気を付けてくださいよ、回収依頼を出したのはこのカメラの持ち主ですから。物はちゃんと返してあげませんと。
—そ、そんな……
指向性ロープ
取扱説明書:
注意:本産品は規格KN-12に合う子母空間ビーコンと一緒にご使用ください。旧規格のビーコンを使うと予想外のエラーが発生する恐れがあります。
ロープの任意の段落のロータリースイッチを調整することで自動モードを調節できます。
非公式のソフトウェアで本産品の3種類の初期モードを変えることはやめてください、予想外の問題が発生する恐れがあります。
本産品は3種類の初期モードのほか、2パターンの行動モードを好きなように設定、保存することができます。公式ホームページからデバイスドライバーをダウンロードして設定してください。
デバイスドライバーはロープの動力端を遠隔操作することもできます。
Clues
指向性ロープ・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-1-006
サフォとエイダはGPSに従いとある普通のアパートにたどり着いた。モンタスは最上階の部屋の中にいる。
二人は屋上に登り、サフォは持ってきたカメラを手に持ち、腕を下に伸ばして屋内の状況を撮影した。門番はいなく、モンタス一人だけが目を隠されて椅子に縛り付けられているのが見えた。二人は開いた窓から室内に入り、モンタスを縛り付けていた縄を解いた。そして、エイダはパラスの身分証明を取り出してモンタスに質問した。
エイダ:「なんでこれを持ってる?」
モンタス:「彼は俺の父親だ」
モンタスはエイダを覚えている。彼女はリンボで、リンボは家族の秘密に触れることが許されていなかった。エイダはモンタスを見た覚えはあるが、あまり思い出せない。イタカ家はピクセルタワーに存在するべきではなかった。彼女はあの狂気な血脈崇拝が気持ち悪く感じた。サフォはエイダが困窮しているのを感じて、代わりに質問した。
サフォ:「父親?ではなぜ君はイタカじゃないの?」
モンタス:「ちっ、もともとはイタカという名を使っていたが、ロートスのことで奴らに追われて港を出た。ついでに名前を変えた。」
サフォ:「なぜ奴らは君を追っている?」
モンタス:「それはもちろん、奴らが欲しいものを俺が持っているからさ。」
指向性ロープ・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-3-006
エルパックとの取引を終え、エイダたちは先に港に到着して「出航口」の下に隠れた。
何人かの黒ずくめの人がモンタスを押送し、エルパックも同行している。彼はモンタスの水着のGPS機器を取り出し、軽く二週回して目的地を「海底」に設定した。そしてべルネスのところからもらった虚妄の箱を取り出して、真理の珠と合併させようとしている。
少し離れた位置に、ちゃんと設備を装着したべルネスは指向性ロープを抛り出し、まっすぐ飛び降りてモンタスのサスペンダーを掴め、同時に虚妄の箱を持ち去った。黒ずくめの人たちはべルネスが出現した方向を見ると、角に隠れていたエイダたちを見つけ、警報を鳴らした。
大変だと思ったサフォはビーコンを持って水中に飛び込もうとしたが、エイダは何かを躊躇ってその場に留まった。
「モンタスが捕まえられたときに約束したでしょ?一緒に彼を救出すると。」
「私……」
しばらく戸惑ったエイダはべルネスの心配そうな顔を思い出し、再びサフォに抱きついた。
「行こう。」
身分証明
旧式の身分証明、録音ができる。人々がロートスを離れてからはもう生産されず、インプラント型の電子身分証明へと変わった。
表面には所持者の名前だけが書かれていて、残りの情報は内部にあるメモリーカードの中に保存されている。
激しく破損しているが、書かれている名前は何とか読めそうだ。
パラス·イタカ。
Clues
身分証明・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-0-006
エイダ:ここなら大丈夫でしょう。
サフォ:入ってこれないはず。何か無くしてないか確認して、少ししてからここを出て統治局に行って闇埠頭を摘発するわ。
エイダ:ポケットに入ってるのは何?
サフォ:おじさんが落としたものっぽい。どれどれ、パラス……。
エイダ:パラス·イタカ。
サフォ:さっきのは彼の本当の名前じゃなかったの?
エイダ:どうだろう。パラスはイタカ家の創始者で、とっくの昔に輪廻を経ているよ。
サフォ:彼を探しに行こう、ちゃんと聞きださないと。
エイダ:でもどうやって?オデシュース港大きすぎるよ。
サフォ:彼にGPSを付けておいた。
エイダ:いつの間に?
サフォ:秘密。
身分証明・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-2-006
エルパック:外ですべて聞こえたぞ、どこに隠したか早く言え。
モンタス:子供を騙すための冗談話も信じるのかい?
エルパック:お前に交渉の余地などない。どうやらすべてを吐き出すまでは、二人を少し苦しめないといけないようだ。
エイダ:待って、エルパック?
エルパック:道理で見覚えがあると感じた。君はべルネスの妹だな。
エイダ:その通り。私と取引しないか?あなたはロートスに行きたいんでしょ、こいつ行き方を知ってるから。全てはこの紙に書かれてある。私たちを解放すると引き換えにこの紙をあげる。
エルパック:真理の珠を虚妄の箱に入れれば龍宮の扉は開く……これだけ?
エイダ:そうよ、あなたも大体のことは知っているでしょ。彼はもう私に見せてくれた、物はすべて彼が持っているよ。
エルパック:確かにそうだが、君たちが知っていることは少なすぎる。
エイダ:なに?
エルパック:早く行け、べルネスの顔を立てて君たちを解放する。
身分証明・手がかり3
- 端数研コード
- 1874-4-006
サフォとモンタスはもう二人とはぐれた後、ロートスの人が少ない街道で探索していた。探索し始めてからすぐに、地上の障害物がサフォの注意を引きつけた。
それは冷たい死体だった。四肢は硬くなっていて、全身に外傷はなく、両目は普通に閉じている、まるで夢の中で突然死んだ者のようだ。この場所はどこもかしこも怪しい雰囲気に包まれている。人々が立ち去った後の廃墟、腐ることのない死体と白骨、そしてあの懐かしい顔。
サフォは何かを感じて、振り向いて後ろにいるモンタスを見た。彼は一体の死体の前でゆっくりと膝を曲げ、ついには跪き、死体を抱えて声を出さずに泣き始めた。
サフォ:「君は一体誰なんだ。」
死体を抱えている彼からの返事はなかったが、サフォは理解したようだ。これは夢で、二人は目を覚まさないといけない。
しかし、目が覚めたら、どこに行けばいいんだろうか。
恐怖がサフォに襲い掛かった。なぜ彼女はこれを考えたのか。
真理の珠
全ての真理は、虚構と現実の交じり合いに影響されることはない。
現実は方向であり、規準ではない。
虚構に出会ったとき、忘れないでほしい。
過去の夢から目を覚ませ。
Clues
真理の珠・手がかり1
律動星の物品はすべて音楽によって編み出されている。この層に住む人々はずっと音楽の潤い受けているため、この層の幸福感はほかの層より明らかに高い。でもこれらの旋律は完璧なものではない。優美さが欠けているではなく、毎度ループするとき、始まりと終わりの間に明らかに隙があるためである。
モンタスが初めて父の金庫の中で真理の珠を見つけた時はまだこの珠の特別なところが分からなく、ただとても魅力的だと感じた。のちに彼は気づいた。真理の珠はほかの物と違って、常に途切れ途切れの騒音と奇異な抑揚音を発している。その韻律は想像を絶するほどに完璧なものだった。
真理の珠・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-0-007
【エイダとサフォは事前に予約したレストランに着き、席に着こうとしたとき。】
店員:すみませんお二方、この席はすでに予約されております。
エイダ:私たちが予約したのよ。
店員:予約者の名前を確認させてもいいですか?
エイダ:モンタス、モンタス·ペットマン。
店員:すみません、それはこちらで記録した名前と異なります。申し訳ありませんが、お二方はこの席を使うことができません。
サフォ:ほら、予約者もまだ来てないし、私たちはいったんここに座って待つ。もしそれは私たちが会いたい人じゃなかったら、すぐに別の席に移るっていうのはどう?。
店員:恐縮ですが、これはちょっと……
サフォ:予約には時間制限があるんでしょ。予約した時間が六時ちょうどなのはわかってるから、十八分以内に彼が現れなかったら予約も取り消されるし、私たちも帰るよ。
店員:わかりました、では皆様が揃いましたらまた来ますので。
【十分後、予想外のことに一つ小包が届いた。二人は戸惑い、これは何かと憶測し、すぐには開けなかった。この時、とある見覚えのある人物がレストランに入ってきて、エイダがその人は誰なのか見極めた後、さっきの自分の憶測を否定した。】
モンタス:お待たせ、では始めるとしよう。
盗聴器
灰色の四角いカードのような外見で、その外殻は好きなように色を変えられるので、様々な環境と一体化できる。ソナーと同じ原理で周りの環境をスキャンすることができ、非常に低い解像度で周りの空間を復元することができる。色はないが、人物の動作は判別できる。例えば、盗聴対象はペンと紙で交流しているかどうか。
Clues
盗聴器・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-0-008
盗聴記録——4月3日12:20
場所:とあるレストラン
注釈:エイダ·イタカとモンタス·ペットマンが面会している場面。モンタス·ペットマンはオデシュース港の出航記録にも記録されている人物。
対話内容1:
エイダ:この歌の意味わかるの?
モンタス:わかるが、話すわけにはいかない、俺を追っている奴らがいる。これに書いてあることに基づいて調査すればわかるはずだ。俺はロートスを探すためにここに来たんだ、協力してほしい。
エイダ:ロートスに何も興味もないが。
モンタス:ではなぜこの歌をクイズ保管所に入れたんだ?
エイダ:これとそれは別よ。
モンタス:君はイタカ家の人でしょ、覚えているよ。
エイダ:私はあの家とは無関係だから。
モンタス:人には捨てられないものもあるんだよ。
対話内容2:エイダ:何の音?
モンタス:まずい、港にいた奴らが追ってきた。
エイダ:いったい何をしたんだ?
モンタス:説明する時間がない、早く逃げろ!
盗聴器・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-1-008
盗聴記録——4月3日12:20
場所:とあるレストランの個室
注釈:序盤にカードが地面に落ちる音がしてから、人声の響きがが著しく弱くなった。
対話内容1:
べルネス:あなたが面会を同意したことに驚いたよ。
クレア:その前に、ちょっとそのカバン貸して。
べルネス:どうしたの?これは、港が配った身分証明カード?
クレア:この類の盗聴器はある特殊なリズムをした超音波を発する、機械で測定すればすぐわかる。
べルネス:この手があったとは。
クレア:密航というのは当然慎重にやらないといけない。君はエルパックとは長い付き合いだ、だからそいつに話しても別に構わない。俺はロートスの秘密を解き明かした。
べルネス:これらの資料だけで?
クレア:もちろん違う。
べルネス:で、結論は?
クレア:君の判断は正しかった、ロートスの外には実体のない防護壁がある可能性が非常に高い。
オデシュース港出航記録
この不安定な年代でも、エルパックは依然として紙でオデシュース港の出航記録を書き続けた。この淡青色のファイルフォルダーはとっても重く見え、病膏肓に入ったがまだ主人の家紋を手で握っている忠実な執事のようだった。
破損データ研究チームは残されたデータからこれを復元した。これはとても貴重なデータであり、ロートスについての手がかりが隠されているかもしれない。
Clues
オデシュース港出航記録・手がかり1
- 端数研コード
- 1874-0-009
【端数研第三スタジオ】
—この二ページが互いに染みたインクの跡がかみ合わない。
—私が言ったファイルのページ数と目次のあの問題か?
—そう、しかもこれだけではない、何者かが基礎データを削除したはず。
—クロノスがやったという可能性は?
—言いたいことはわかる、エイダという名の個体があの事件で消滅した。
—彼は一度蘇ることができたであれば、二度もできるのでは?
—さあね。過去のことはロートスに留めておこう。
オデシュース港出航記録・手がかり2
- 端数研コード
- 1874-1-009
「モンタス」をキーワードに検索を行い、得られた記録:
711/4/14;モンタス、クアロル·シリン,リヤード;保証金32MB、未だ不帰
716/6/23;サントス·シリン、モンタス;保証金20MB、未だ不帰
723/9/4;モンタス·ペットマン;保証金24MB、未だ不帰
767/3/3;モンタス·グアガラチー、クレア;保証金29MB、未だ不帰
紙片
港総合図書館の館蔵品コードが書かれている。
検索結果:《異想で現実を干渉する操作方法のコンセプト》
摘要:チームはクロノスの死を解析し、歌を通じてミームを広めたことにより、江源二八六区の市民に「天空鐘」すなわち、都市の上空には一つ巨大な浮いている時計があるという概念を植え付けることに成功した。この現象は196日間継続し、龍宮紀が続いた時間と同じだった。