770/06/04 · 作者:deathMark
橋の上、岸の辺、人影おろか、
小児船のかじを取り、
波を押し広げて進む。
思いは尽きぬもの、
故人の足元、蓑衣の濡れ跡。
夜に夜に雨降り、人世の蹉跎なり、
砕玉に定めあり。
影を灯すは魚灯篭、
悔い悔やまれし陽炎。
顧みると、静寂は山火のよう。
770/06/28 · 作者:deathMark
悲しや、お皿からから。
悲しや、お腹すかすか。
水清し、空の青を跳ね返す。
川清し、泳ぐ魚見つからず。
空清し、鳥の影見当たらず。
山清し、人の気感じ取れず。
命の輝き、木々のみが持つ。
くちをし、実る時あらず。
悲しや!
770/07/09 · 作者:deathMark
終わりのない宴を催そう、
終わらない歌を歌おう、
待ち続けては、
懐かしむこともある。
夢中になりすぎないかと聞く。
馬鹿げた大騒ぎ、
妄想のために雨に濡れ、
言葉じゃ表せない絶望。
彼は笑って答える。
誰も逃れない、ドラマツルギー。
770/07/21 · 作者:碎数研
枝に触れる月光、星々の輝き。
長い夜の冷寒、空に盤踞する霞、
草の葉に滴れる霜。
ご覧になれ、風に吹かれる夜、月に照らされる山、
途方に暮れる旅人、霧に満ちる前路。
言葉は悲し、一人で彷徨い、
寂しい影に、灯される障壁。
笛を鳴らし宿を求める、
孤独の音が夜に響く。
幾度に目が覚め、時はすでに早朝。
霞を纏う、ぼやけた日の出。
大地を照らし、雲を払う。
星月が隠れ、万物が目を覚ます。
鳥の鳴き声、明るく鳴り響く。
希望に満ちる朝焼け、朦朧たる黎明の訪れ。
荷を背負いまた旅に出る。
人々の語り合いを聞きながら、
明るい日へと、長い道を歩き出す。
770/08/30 · 作者:Kuzumi
木でできている脆い小屋の中で、黒いレインコートと仮面の姿をした何人かが瓦礫の中に座り込み、両腕を忙しなく動かしている。それは意味をなさない手話、コミュニケーションを取っているようにも見えるが、ただ気持ちを発散しているようにも見える。物語は空間の中で転々として粒子のように自由に拡散した。ある種の経験や情緒が広がり、絶望がこの狭い土地を覆う。
彼女は光を浴びるコケ地に立ち、視界には何かの「象徴」が映る。それは人々の心から溢れ出して記憶の雪原を飲み込み、もうすぐこの街にやってくる。もとより支離滅裂の宇宙にさらなる不安定性を課そうとしている。時間はすでに間に合わない、彼女は歩きながら考える。しかし昔は強烈だった魔法も今となっては火花を散らすくらいしかできない。どうやって逃げるか、彼女は精一杯考えた。しかしここから離れる方法は思い浮かばなかった。
あの人を思い出した、しかしまた頭を振った。あの人は過去の記憶を失っているようだ、今では何をすべきかも彼女が教えてやる必要がある。しかし、あの人だけが持つ「守護」の権力は、この逆境を乗り越えることができる唯一の力だ。
Hint1:missとbadの合計が7未満の状態で尊師 ~The Guru~或いはReimeiの任意難易度をクリアせよ。
Hint2:NYA!!!(Phigros ver.)、JunXion Between Life And Death(VIP Mix)、cryoutのいずれかをコンボ切らずにクリアし、かつ尊師 ~The Guru~をA以上でクリアせよ。
770/08/21 · 作者:deathMark
弯曲、玄黄、心慌ただし。
蒼穹、それは天網の如し。
寂しき荒野、
見渡せば急ぐ川のみ流れる。
一人の足跡、行く先は日の下。
地の草を食う牛羊、
残雲の中に輝く瑠璃、羽織に身を包む仙人。
その美しき目に、疲れが消えゆく。やがてそのものは姿を消し、光なきところに帰られる。
気づけば全てを忘れたことに、心痛む。